発達検査までの経緯
今回は発達検査を受けるに至るまでの経緯を書いていきたいと思います。
そもそも私は息子が発達検査を受けることになるなんて1ミリも予想していませんでした。
確かに息子は赤ちゃんの頃から少し育て辛く、なんか周りと違うところもあるなと思ってましたが、それは性格で、私も主人もめんどくさいところがあるので、そんな性格が似てしまったんだなあ、と。
まだ赤ちゃんのようなものだし、いつかは私みたいにある程度社会にも順応して、それなりになるでしょう、と。
そんな風に何度となく思ってきました。(希望も込めて)
発達障害を疑ったことがないわけではありませんでしたが、まだ2歳で急に受けることになるなんて思いもしませんでした。
きっかけは6月に受けた食育相談でした。
行きつけの支援センターに保健師さんや栄養士さんが来てくれて、食育について講義を受けました。
その後の自由に気になること相談してくださいね〜の時間に、何気なく栄養士さんに相談したことが事の発端だったと思います。
えふくんはスプーンやフォークを使うのが苦手で、2歳を過ぎても手づかみ食べがメインでした。
その時はそれに少し悩んでいて、でもどこかでいつかはスプーンを使うようになるから大丈夫(この子のタイミングがあるんだ、苦手なことは頑張らないのは私と似てるなあ)と思っていました。
そのことを栄養士さんに相談すると、「いつかは真似して食べると思うよ〜。遊びの中でスプーンを使うといいかもね〜。」なんて答えてくれました。
私もそれに頷いて、その話は終わったと思っていたんですが、後日保健センターから電話がありました。
「良かったら言語聴覚士の先生がいらっしゃる日にスプーン練習のことなど相談されてみませんか?」
あれ?なんか大事になってる?有り難いけどこの流れ大丈夫かな…なんて思いながらも了承して、不安も少し抱えながら後日保健センターに行くことになりました。
保健センターは検診で数回行ったことあるだけ(1歳半検診など問題なく終えていた)で、えふくんは緊張していました。
緊張するとママから離れず、グズグズもしがちです。
そんな中初めて会う言語聴覚士さんに急に絡まれて、息子は完全に警戒していました。
しかしさすが言語聴覚士さんはプロ。
楽しい雰囲気を作り、遊びの中でスプーンを使わせて、えふくんもぎこちないながらもスプーンを使って楽しそうに遊んでいました。
言語聴覚士さん曰く「完璧主義で失敗が怖いタイプ。不器用さは少しあるけど、少しでもスプーンに挑戦したら褒めてあげることを繰り返していればスプーンを使うようになるでしょう。お母さん、この子の発するものを待ってあげて。この子はちゃんとできる能力はあるから。」とのことでした。
内心、不器用過ぎて(ひねるのも苦手、押すのも苦手、筆圧も弱い)、何か手首や発達に問題があったらどうしようと思っていたので安心したのを覚えています。
そして、息子の性格も「完璧主義で失敗が怖いタイプ」と言い切ってくださり、なんだか今までのこと(できないことはやらない、頑張らない)が腑に落ちた気がしました。
主人にもその話をして、「言語聴覚士さんに見てもらって良かったね」と言い合いました。
次回に続く→